『旅の終わりに行き着く果ては』

今回は『感度』を巡る舞台です。
痛がりとか、くすぐったがりとか、鼻が利くとか、耳がいいとか、あるいは、敏感肌とか、アレルギー体質とか、他人の痛みが「わかる」とか「わかんない」とか、無感動とか、不感症とか、「イッちゃうイッちゃう」とか、「マジ痛ってえ」とか、
そういう、皮膚の内側と外側をつなぐ火花の「感度」に着目した舞台を作ります。
物語は「痛覚のない男= 無鉄砲野郎」と「感度の良すぎる女=イキ過ぎ女」を中心に進みます。
二人は「感度」について常識から大きく外れてしまっていて、他人との間に埋められない溝を感じています。
お互いを「発見」してしまった二人は、世界に全く新しい何かを見出して、周囲の人間を大量に巻き込んでどこまでも突き進みます。
若気の至りの猪突猛進の果てに、うれしい悲鳴のこだまする狂喜と乱舞と絶叫の場所を目指して、進みます。
もう集大成みたいな作品は去年作ったので、ひょっとこ乱舞としての最後、行き止まりまで行ってみます。

主宰・作・演出 広田淳一